鹿島槍ヶ岳(2889m)・五竜岳(2814m)・唐松岳(2696m)

マウンテン部山行記

【山行日】2025年7月30日~8月2日

【CL】3540【参加者】3580 3986

【コース】 7/30名古屋14:30…20:00ヴィラれんが亭(泊地) 7/31泊地5:00…5:20八方駐車場…(タクシー)…6:18柏原新道登山口…9:44種池山荘…11:37爺ヶ岳…13:43冷池山荘(泊地) 8/1泊地4:25…6:19鹿島槍ヶ岳…8:18キレット小屋…12:29五竜岳…13:57五竜山荘(泊地) 8/2 泊地4:29…6:45唐松頂上山荘…7:32唐松岳…10:59八方池山荘…11:39八方駐車場

憧れだった北アルプス・後立山連峰の稜線を歩く縦走に挑戦した。全体を通して比較的晴天に恵まれたこともあり、3日間の行程は体力的にも技術的にも決して楽ではなかったが、それ以上に得られた経験と景色は言葉では言い尽くせないほど価値のあるものだった。

初日は柏原新道登山口から爺ヶ岳へ登り冷池山荘まで。柏原新道を登り始めて1時間ほどすると、下界の35℃を越す気温が嘘のように空気が冷たくなり涼しくて気持ちがいい。これぞ北アルプスの2000mを越す山々の登山ということを実感する。途中種池山荘で名物のピザをいただいたが、山小屋で焼いたとは思えないほどの本格的な味に感動。爺ヶ岳の稜線に出ると、眼前に広がる立山連峰と雲海に圧倒された。登山道は整備されているが、急登が続き、ペース配分と水分補給の重要性を改めて実感した。冷池山荘では、翌日の鹿島槍ヶ岳越えに備えて早めに休んだ。

2日目は鹿島槍ヶ岳を越えて五竜岳方面へ。鹿島槍の双耳峰は美しく、山頂からの眺望は特に印象的だった。この区間では、八峰キレットという岩稜帯を通過する。鎖場やハシゴが連続し、三点支持を意識した慎重な動きが求められる。ヘルメットを着用し、落石や滑落に備えた。天候は安定していたが、ガスが出ると視界が一気に悪くなるため、GPSで現在地を確認しながら進んだ。途中キレット小屋に寄り水を補充するため売店に入ったが、何と水はペットボトルでの購入のみで、しかも500mlで700円(!)という値段にびっくり。小屋の人に話を聞くと、ここ数日は雨が少なく小屋で使う水にもかなり困っているとのこと。こんな場所で水が補充できるだけでもありがたいと思わないと。

五竜岳への登りは体力的に最も厳しかった。岩場の急登が続き、足場の選び方や重心の置き方など、登山技術が試される場面が多かった。だが途中若干天候が悪化しガスに包まれた時にライチョウが現れ、しかも6羽も見ることができてホッと癒される。やっと山頂に辿り着いたときの達成感は格別で、遠くに見える唐松岳が次の目標となった。

最終日は唐松岳へ。この区間は比較的穏やかな稜線歩きで、前日までの緊張感とは対照的に、景色を楽しみながら歩くことができた。唐松岳山頂では、これまで歩いてきた道を振り返りながら、静かに達成感を噛みしめた。

憧れだった後立山連峰の縦走は、改めて自然の厳しさと美しさを教えてくれた。今後はさらに経験を積み、より難易度の高い山行にも挑戦していきたい。(3986)

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